弱小りんご農家の独り言~長文失礼します

昨今、日本の様々な企業に外資が資本参加しています。主要マスメディアも同様です。毎日テレビで流される情報、当然ですが株主の不利益になるような内容は許されません。それだけではなく、株主の利益に貢献するような情報ならば多少嘘が含まれていても積極的に流します。私に関係するところですと、「日本の農家は多額の補助金で援助されている」というもの。これ、全くのデマですよ。少なくとも北海道の消滅寸前の果樹園を助ける補助金なんてありません。

2年位前ですが、ある企業がうちの果樹園を買収したい意向を持っている、とメールが何度か来たことがあります。旱魃による減収とコロナで大変な時期でしたから、苦しい経営から逃げられるかもしれない、と心が少し動きました。しかし、外国資本に乗っ取られたようになっているニセコの状況が頭をかすめ、思い留まりました。金持ちの外国人が我が果樹園内を楽しそうに闊歩し、りんごを味わって楽しんでいるが、日本人は遠くから眺めるだけ。こんな未来は想像したくもありません。

 しかし、ありえない話ではないのです。日本の中小弱小企業は消費税増税・インボイス制度・コロナ融資返済などによる経営難で追い詰められています。農家も同じ状況です。そこに買収の話が持ちかけられる。背に腹は変えられず受け入れて、気が付いた時には、経営の主導権は奪われてしまっている…..そして数年後には身の回りには外資系企業が乱立し、日本人は安い賃金で雇われ労働者となるのみ。食糧生産を外資に握られるって、どういうことか考えたことがありますか?

 困った問題は、日本政府にはこれを止めようという動きが殆ど無いこと。それも当然です。日本の主だった企業には外国資本が入っていて、そして大きな政党の資金源は企業献金。当然のようにお金を出してくれた外国資本の意向を反映した政治を行わざるを得なくなりますね。これじゃ、植民地ですよね。

 早いうちに外資の影響を受けない政党を育てないと、日本人は植民地の被支配階級として搾取される未来が待っているのです。選挙が近いですが、皆さん良く考えて投票に行って下さい。
 
 *私は外国金融資本との対決姿勢を明確にしている、オレンジ色の政党を応援しています。
 
 https://www.sanseito.jp/50th_hore_policy/