リンゴは一つの花芽に5個くらい花が付きます。そのままにして置くと、沢山のリンゴが出来ますが、一つ一つの実は大きくなりません。そこで、一つの花芽あたり一個残し、更に花芽が密集している場合には、更に数を減らして間引きます。
これを摘果作業と言いまして、リンゴ栽培では非常に重要で、また大変手間のかかる作業です。一つ一つハサミを使って手作業で落としていくので、樹が遠くなるような仕事です。
摘果前の状態(小さな実や花芽が沢山ついています)
摘果後の状態(このくらいの枝だと、5-6個まで減らします)
私ども篠根果樹園では、すべての樹の摘果作業を終えるのに約一か月半かかります。根気のいる作業ですが、根性で乗り切ります。