貞観地震とは?/1100年前にも起きていた巨大津波を伴う大地震

連日地震のニュースが続いていますね。
被災地の方々の生活が少しでも楽になるように、お祈りいたします。
だいぶ前ですが、ニュースで貞観地震(じょうがんじしん)という言葉を聞きました。
約1100年前に今回に似た巨大地震が起きていたらしいのです。
貞観と言うのは平安時代の年号です。
西暦869年、平安時代の初期、平将門が生まれる前です。
藤原氏の摂政政治が上手くいっていて、貞観の治、と呼ばれる安定した時代です。
この貞観という時代、天変地異は多く、
巨大地震だけでなく、隕石の落下、富士山の噴火、と不安な出来事が多かったようです。
この頃の人々にとっては、本当に恐ろしい出来事だったに違いありません。
地震が起きたのは、西暦869年7月13日
陸奥国府(宮城県多賀城の辺り?)に巨大津波が押し寄せた、との記録が残っているそうです。死者1000人ということですが、人口密度が低かったのか、正確な被害状況を把握できなかったのか?
陸奥国府だけでなく、太平洋沿岸各地に巨大津波の記録や伝承が残っているらしい。
東北大学の箕浦先生の研究によると、
過去3000年間に3回、巨大津波が東北地方を襲撃しているそうです。
広範囲の海岸の地層から、津波の及んだ範囲を調査されています。
巨大地震と津波は周期的に来ていたんですね!
↓詳しくは箕浦先生のページを御参照ください。
http://web.bureau.tohoku.ac.jp/manabi/manabi16/mm16-45.html