リンゴの樹を相手に仕事をしていると、高いところでの作業が多くなります。私ども篠根果樹園は、昔ながらの大型の樹で栽培しているので(*注釈参照)、なおさら高所での作業が多くなります。
そこで活躍するのが、高所作業機です。
走るのが遅いのが難点ですが、操作も簡単で、4-5m位の高さなら簡単に到達できます。
こちらは、高所作業機で摘果作業を行っている写真です。
機械が無ければ、脚立を持ち歩いて登ったり下りたりの連続、かなりの重労働です。高所作業機は労力軽減に大いに役立っています。
こちらは、高所作業機からの眺めです。大きなリンゴの樹が眼下に見えます。遠くに北見の町並みが見えます。これは良い眺めなんでしょうね。でも、高いところが苦手な私には余り楽しくありません(….冷汗)
高所作業機を使ったり、脚立を使ったりして、摘果作業を進めています。もう終盤戦、天気が良ければ一週間以内に終わります。
「つがる」はこんなに大きくなりました。
注釈)現在リンゴを栽培している農家では、矮性(わいせい)樹という小型の木を使う果樹園が多くなっています。しかし、矮性樹は根が弱いため、倒れないように支柱を立てたり、干ばつ対策のために灌水設備を準備したりと、余分な経費が掛かります。作業が容易になり収穫量も増えると言うふれこみで、一時期は大流行した矮化栽培ですが、最近はその経済性に疑問の声も聞かれます。設備費が掛かる事以外に、樹の寿命が短いという欠点もあるのです。と言うわけで、篠根果樹園では矮化栽培の流れには乗らずに、昔ながらの大きな木で栽培しております。