りんご園を壊滅に追い込む恐ろしい病気とは

春ですね。暖かくなり、雪が溶けて農作業が本格始動です。そして、りんごの木に潜んでいる病原菌も活動開始するんです。それはオホーツクのりんご栽培を壊滅に追い込んだ犯人です。フラン病という、りんごの木のガンと言われている病気です。樹皮が腐ったよう侵され、少しづつ拡がっていきます。侵された樹皮は養分を送ることが出来ません。枝が一周侵されると、そこから先は枯れてしまいます。幹の部分がやられると、その木自体が枯れてしまいます。

有効な治療方法は患部の切除(侵されている樹皮を取り除く)しかありません。しかし、病変部を見つけるだけでも熟練が必要ですし、治療作業には力を要するし、高いところにも病気があるし….。700本近くある木を全部見て回らないといけません、年老いたら厳しくなりますね。出来なくなった時が、果樹園を閉める時だな、と思いながら頑張ってます。作業の様子を動画で撮影してみましたよ。