旭の花は真っ白、レッドゴールドの花には赤色が混ざる

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「旭」の花
真っ白です。
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「レッドゴールド」の花
白い花に赤が多く混じってピンク色に見えます。
レッドゴールドは赤黒いくらいに色が濃いリンゴです。花の時期から色が違うんですね。
本日は、北海道らしいリンゴの品種「旭」「レッドゴールド」を御紹介します。

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「旭」というのは、1811年にカナダで発見された非常に古い品種です。発見者がMcIntosh氏なので、マッキントッシュと命名されたそうです。
↓こちらに詳しく出ています。
http://homepage3.nifty.com/malus~pumila/appls/asahi/asahi.htm
北海道では30年くらい前までは非常にポピュラーなリンゴでした。庭先で作っている家も多かったようです。しかし、今は栽培されなくなったので、スーパーなどでも殆ど見ることはありません。数が少なくなって希少品種
何故「旭」が希少品種となったのか?
甘酸っぱい「旭」の酸味が敬遠され、だんだん甘い品種に人気が移って行きました。売れなくなり価格が暴落、栽培する農家がどんどん減って行ったのです。完熟前の酸っぱい実を収穫して販売したことも、人気下落の原因と言われています。
しかし、熟した「旭」は香りも良く酸味・甘味のバランスのとれた美味しいリンゴです。旭ファンのお客様は「甘いだけのリンゴなんて…..」と言って旭を買って行かれます。
旭は寒い地域に向いた品種です。昔は北見市の北のほう、上湧別が「旭」の大産地でした。現在では上湧別のリンゴは少ししか栽培されていませんが、篠根果樹園ではオホーツク地域の「旭」を絶やさないよう作り続けています。
レッドゴールド
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「レッドゴールド」は黒いくらいに濃い赤色になるリンゴ。割ると蜜が入っています。その甘いだけではない独特な味わいは、「ふじ」や「つがる」とは全く違います。「レッドゴールド」も寒い地域に適した品種です。これも北海道特有のリンゴと言っていいでしょう。青森産がスーパーで売っていることもありますが、北海道産の濃厚な味は全く別物です。北海道産は小売店では殆ど見かけません、ネット上で高値で販売されています。