温度・湿度を自動記録してくれる便利なやつ/データロガー FUSO-8829

温湿度測定の必要性
農業をやっていると、貯蔵庫やビニールハウスなどの温度・湿度を管理する必要が出てきます。管理するには、まず温度・湿度を測定し、記録しなければなりません。
「ムロ」と呼ばれる、長年使われてきたリンゴの半地下貯蔵庫、秋に収穫したリンゴを冬まで保存するのに不可欠なものです。この温湿度管理は長年の経験によって行われて来ました。しかし将来的なことを考えると、現在の温湿度管理の実力値を定量的に把握しておくべきです。
一番簡単な方法は、温湿度計を定期的に見に行ってノートに記録することですね。
でも、日に何度も見に行くのは大変です。
自動温湿度記録?
自動で記録してくれるものだと楽ですが、良く見かけるのがアナログ的に紙に記録するタイプ。

しかし、これも4万円前後と安くはありません。
デジタル時代の温湿度記録はこれだ!
今はデジタルの時代です。紙ではなくメモリーに自動記録し、PCにデータを保存できるものがあるはず。
ネットで調べてみたところ、様々なものがヒットしました。
それらを私が使うのに必要な条件で選別しました。
条件1;北海道で使うので、温度範囲は低いほうが-20℃程度以下
条件2;湿度測定範囲は広いほうが良い
条件3;温度湿度の表示部が付いている(表示無しの記録のみの機種もあり)
条件4;値段が手ごろ、そしてコンパクトサイズ
条件5;耐環境性の強さ
以上の条件で選んだ機種がこれです。
計測温度範囲;-30 ~ 85℃
計測湿度範囲;0-100%RH
表示部あり、サイズ約9cm、防滴構造
申し分ありません。

このユニットは別売りのPC接続キットを購入する必要があります。しかし、接続キットは一つ用意すれば良く、温湿度計測ユニットのFUSO-8829、または温度計測ユニットのFUSO-8828 を測定したい箇所の数だけ購入して、設置するだけです。コスト的に安上がりで済みます。

実際に使った時のレポートは次回書きます。